春の登り窯で焼き上げた作品の中で、運悪く、ひびが入ってしまった作品や、何らかの原因で二つに割れてしまったりした作品の修理がすべて完了しました。
登り窯や、穴t窯で焼成する場合、薪の強烈な薪の炎の洗礼でを受けて、なんともいえない素敵な表情の焼き上がりが出来上がる反面、思わぬトラブルに見舞われることもあるものです。
窯の内部の温度も日が強く当たるところと弱い部分では、当然ながら温度のむらもあり、焼き足りない作品や、場所によっては、投入した薪がぶつかって、焼成中に倒れてしまう作品も、まれにあります。
それらも加味して、薪窯焼成は、ハイリスク、ハイリターンといえるかもしれません。
今回の、Oさんの備前の作品は、他一部にオレンジがかった赤い色身が現れ、そこに黒っぽい霞のような変化も現れ、なんとも神秘的な色合いの作品となりました。
ところが、よく見ると無残にも首の部分にヒビが入っているではありませんか。
そこで、この作品はヒビの形と入り方が面白いので、金継ぎして、補修することにしました。
写真のように、作品は見事によみがえってくれました。
日本の陶芸では、ひびも入り方によっては、一つの景色となり、大切な鑑賞ポイントともなりますので直してみる価値は十分ありですね。
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国立けんぼう窯
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