登り窯で焼いたら、見事な窯変が出現。陶芸教室国立けんぼう窯

■2016/05/04 登り窯で焼いたら、見事な窯変が出現。陶芸教室国立けんぼう窯
登り窯で焼いたら、見事な窯変が出現。陶芸教室国立けんぼう窯
4月22日~24日に登り窯で焼き、29日に窯だしした作品は、現在、陶芸教室の作品だ棚に沢山並んでいます。
その中から、しばらくの間、面白い焼き上がりのものを取り上げていろいろ解説させていただきたいと思っています。
今回の作品は、高さ30㎝ほどの壷です。
表面全体に、ポピーなどの花のレリーフがびっしりと施されています。
そこに、明るい緑色のの釉薬をかけて、登り窯の3番目の部屋の、ど真ん中において焼成したものです。
全体にかけた釉薬は一種類でしたが、写真のように、上の部分は鮮やかな赤紫色に窯変して焼きあがりました。
窯出しの日、窯のれんがをはずして、中が見えた瞬間、この壷がまず一番に目に飛び込んできました。
実は、上下別々の色合いに変化したねこの作品で起こった不思議な現象は、登り窯の薪の炎の不思議な動きにあります。
正面下側からあたった完全燃焼気味の強い炎が、下半分を緑色に焼き上げ、裏側と上部は、窯の後ろと上の部分に漂う不完全燃焼の炎が赤紫色に変色させたことによるものです。
このような一つの作品で、何種類かの変化が見られる現象は、釉薬の酔いとも呼ばれています。
登り窯のような薪窯では、自然の炎のいたずらによって、このような不思議な焼き上がりをよく目にします。
ちなみにこの作品は、けんぼう窯のスタッフの作品です。




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